SB「ホワイト学割」の天才的なビジネスモデル
先日発表されたソフトバンクモバイルの新料金プラン「ホワイト学割」は凄い。
ホワイト学割は
・「基本料金」980円が0円になる
・「パケットし放題」の最低額1,029円が0円になる
というプランで、思わず「2,000円も安くなっちゃう!」と感じてしまう。
ところが、パケットのヘビーユーザーである学生が対象であれば「パケットし放題」の料金が最低額の1,029円におさまることは、そうそう無いだろう。
特にホワイト学割では、ゲーム・コミック・電子書籍・ムービーなどのパケット料金が高いサービスを情報料無料で提供しているため、通常の利用者よりもパケット料金が高くなることが予想される。
さらに注目なのが今普及し始めているデコメ素材の無料配布だ。
Willcomの発表会でも言及されていたけど、ソフトバンクモバイルの他社向けのメール料金は結構高い。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/parts/image_for_link/172527-38071-16-1.html
特に、デコレメール(アレンジメール)などファイルサイズの重いメールを複数名に送ったときなどは
ビックリするほどお金がかかる。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/parts/image_for_link/172526-38071-16-2.html
デコメールの利用が促進されれば、基本料金の割引分は相殺されてARPはそれほど変わらないような気がする。
うーん。やっぱり孫さんは天才だ。
追記
無料期間が契約からの3年間で、対象者が新規購入者のみというのも絶妙。
このタイミングでこの条件ということは、卒業・就職するタイミングで携帯を買い換える人を、他社の春端末が出る前に囲い込むつもりだろう。
さらに既存の学生ユーザーへは「4月1日に何らかの施策を発表する」ということを明らかにし、牽制しているあたり隙がない。