ニコニコ動画は北京オリンピックで閉鎖に追い込まれるかも

最近ニコニコ動画に関して、アニメの無断アップロードやJASRAC提携などBlog界隈で取りざたされているが、今後1年を見通してみるとアニメや邦楽どころではないほどニコニコ動画インパクトを与えそうなコンテンツが存在している。


そう、北京オリンピックだ。


今回の五輪は、なんとネット生中継が許可される初のオリンピックとなるそうだ。

このほど北京で開催された「第三回デジタル新メディアトップフォーラム」の席上で、中国科学院の声学研究所 DSP 工程センターの侯自強研究員は、「2008年北京オリンピックはネット生放送が許可されるが、これはオリンピック史上初の試みである。」と発表した。

http://japan.internet.com/busnews/20070903/26.html

そして、同時にYoutubeニコニコ動画が初めて遭遇するオリンピックとなる。


オリンピックは放映権の管理に厳しく国内の放送局も非常に慎重に扱っており、アテネオリンピックの際には「録画ネット問題」の引き金になったという話も存在する。

 法的にはかなり微妙に解釈が分かれる部分だろう。過去の事例を見ると、ビデオのダビング装置を設置して客にダビングさせていたレンタルビデオ店著作権侵害に問われたケースもある。だが録画ネットはパソコンの所有者はあくまで加入者であって、エフエービジョンではない。
 だがNHKなどの放送局側にとっては、重大な背景事情があった。国内放送を海外で見られるサービスが合法とされ、既成事実化してしまうと、オリンピックの放映権に抵触してしまう可能性があるからだ。五輪放映権はNHKと民放連が共同して国際オリンピック委員会IOC)に100億円を超える巨額のカネを払って取得している。そしてこの放映権は国内に限定されており、逸脱すれば厳しいペナルティが下される可能性がある。

http://yellowdude.air-nifty.com/articles/2004/10/asahi200410.html


オリンピック期間中は、当然大量の動画が動画共有サイトでアップロードされることになるだろう。
そうなったときに放送局が黙って見逃すとは思えないし、ネット生中継権を公式スポンサーに許諾を出しているIOCが事後削除で満足するとは思えない。


オリンピックまであと300日を切った今、そろそろ動画共有サイトでのオリンピック映像に関する問題を考え始めないと、テレビ局による本格的なニコニコ動画潰しに発展するだろう。